Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

暗くなると心も暗くなる

朝日とともに目覚めて起きて日中に活動し、日没とともに仕事を終えて家へ帰り、夜に眠る。これが普通に生活している人の1日のパターンだと思います。もちろん、昼夜逆転の仕事をしている人も多いですが、ここではまた別の話です。

最近は夕食を食べた後、21時~23時の間に1時間ほどゆっくり散歩をしていますが、やはり冬の夜はあくまで寒いし暗く、街中に灯が多い東京は、街灯の明るさがかえって夜の闇を際立たせる気がします。

散歩の途中に公園に寄ってベンチに座り、しばしぼーっとするのですが、暗闇の中にじっとしていると、なんとなくもの悲しいような気分がしてきます。

下意識に封じられた、普段は表面に浮かんでこない小さな不安や抑圧されていた悲しみなんかが、ふっと顔を覗かせるとでも言ったらいいでしょうか。きっと、誰でもそんな経験をしていると思います。暗くなると心も暗くなるんです。

部屋の照明を消していざ寝ようと布団をかぶると、日中にあった嫌な出来事や過去の小さい失敗とかを思い出してしまって、なかなか寝つけなくなったりするものです。そんなときは思いきってまた照明をつけて、部屋の中を見て、そこにいる自分を感じると、また気持ちが持ち直すと思います。

日中の明るいうちは、周りのものが勝手に目に飛び込んでくるし、色々な出来事があるし、それに気をとられているから、心の奥底にある不安は浮かび上がってこないんですね、きっと。

冬はただでさえ日没がはやくて明るい時間が短いので、ブルーになりがちです。折しも、明後日の12月22日水曜日は冬至です。一年でいちばん日が短い日です。

冬至を過ぎれば、陰は底を打って理論上は春へと陽転していきます。来年は新型コロナの影響から完全に抜け切って、楽しい年になるといいですね。

またお会いしましょう。