昨年から通っている天台宗の名刹で先生(ご住職)に密教の宿曜占星術で鑑定していただいたところ、「来年(令和六年、つまり今年)の春頃から大限破門に入る」と言われました。
公私とも昨年春からいろいろな不祥に見舞われているので、実感としては、すでに大限破門的状態に突入しているのでは?と考えたりしていますが、ついに大限破門も来るかぁ~と半ばうんざり。一方でどんなアクシデントが起こるのか内心興味津々という、アンビバレントな気持ちになっています。
神保町で八千円する専門書を買って調べてみましたが、占星盤を繰るとたしかに今春から大限破門に入りそうです。僕は兄弟位が破門なので身内や兄弟や地元の力は頼れないが、遷移位が建門なので自ら起こす変化や大きな移動、引っ越し、故郷を離れて他郷へ行くこと、師匠や先輩や他人が吉となる由。大限破門の現象としては、中途挫折、女難などに注意とのこと。なかなか面白いです、宿曜占星術。弘法大師が招来された宿曜経が根本なので、密教の信仰にリンクしていることに救いがあります。
宿曜での大限破門というのは、巷では"破門殺"とも呼ばれていて、二十七年の間に一度誰にでも必ず廻ってくる凶運気のことです。大限の他に中限と小限の破門もあって、それぞれ大限よりも短いサイクルの中で短い期間、廻ってくるとされています。宿曜占星術では生年月日によって二十七の宿のどれかがその人の本命宿になり、0歳から始まって二十七年で運気が一巡するとみます。
今年の立春から辰年ですが、僕は戌年生まれで、向かい干支の年回りです。十二支の対極は冲となり、一般的には良くありません。中華圏では、干支の方位に太歳が廻るので、向かい干支は冲太歳と言って要注意、その年の干支生まれも犯太歳と言って実は良くないとされますね。
冲太歳に大限破門。今年はどうなることやら。四柱推命では命式の年柱に戌(墓)が入っているので、歳運の辰と冲することで"墓庫が開く"ことになり、その点でも占い的にみたときに今年は興味深い年になりそうです。ちなみに僕は、年柱が戌な他、日柱は丑、時柱は未なので、歳運の辰が入ると、辰・未・戌・丑の土局が四つ揃います。これもどう出るか。
またお会いしましょう。