Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ソウルのタバンを訪ねて感じたこと

ようやく新型コロナ禍前のように自由に旅行できるようになり、ゴールデンウィークにソウルへ旅立ちましたが、ソウルは二度目で、下調べのために事前に読んでいた「ソウル おとなの社会見学」(大瀬留美子著)というとっても面白いソウル本に紹介されていた、史…

曾野綾子という素晴らしい作家

曾野綾子さんの随筆集「人びとの中の私」(集英社文庫)を、昨日たまたま綱島の古書店で見つけて、購入しました。 以前から曾野さんの著作には関心を持っていましたが、読む機会はありませんでした。さっそく買ったその日から読み出したところ、まったくもって…

惨たらしい想像をする自分

たまに僕は、とんでもなく残酷で不吉でおぞましい想像をしてしまうことがあります。 例えば、ゆっくりゆっくりと道路を渡っているお婆さんが、道の角から突然滑り込んできた車にはね飛ばされてしまう―。夜中に突然かかってきた電話が、まさかの知人の不幸を…

母親から聞かされた物語の記憶

いまでは普通に本で小説を読むことも好きですが、長い間、ラジオドラマや朗読を聴く方が好きでした。 小・中学生のときには、活字などろくに追っていませんでした。逆にストーリーを音でとらえると、すーっと物語の世界に入っていけたのです。文字を読むより…

シューマン、交響曲第三番

立春大吉から、はや三日目。昨夜の多摩川沿い散歩の途中、民家の軒先に白梅が咲いているのを発見しましたから、春の訪れもそう遠くはなさそうです。 ロベルト・シューマンが遺した交響曲は4曲とも好きですが、その中で第三番は、これから春先へ向かっていく…

「まぁ、いいか」療法とその応用

黒丸尊治という方が提唱しておられる、「まぁ、いいか」療法というのがあります。 病気になると、治るか治らないかと症状ばかりが気になってしまいがちですが、そのこだわりをいったん捨てて、「まぁ、いいか」と受け流しておおらかに構えるようにすると不快…

「只管」という方法論

曹洞宗の開祖、道元が切り開いた境地に只管打座(しかんたざ)というのがあります。 ただひたすらに座る、禅に打ち込む、というあり方です。それによって悟りに到ろうなどという下衆な思いはいっさい排除して、というよりもとよりそんな思いなど心に持たず、た…

ネット、SNS中毒は自己搾取

誰かから連絡がないかとついLINEを見てしまう。Instagram閲覧に延々と没入する。暇さえあればYouTube。ネットニュースを漁り続ける。 脳は常に何かへ意識を向けていないと退屈してしまいます。スマホはそこを狙ってつくられたと思われるくらい、一日中みんな…