Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

基礎的生活力の衰微

なんとも仰々しいタイトルを付けてしまった。。先日、まったくの思いつきから漬物をつくってみた。実家では祖母や母親が糠漬けやら浅漬けやらをつくっていて、子供の頃にそれを手伝ったりしたことはあったが、ちゃんとした漬物の作り方というのは正直言って…

田舎の良さ

この三連休に茨城県にある実家へ帰ってきた。朝は鳥の囀りで目が覚める。居間を網戸にすれば風が草と土の薫りを運ぶ。庭で焚き火をすれば明かりにひかれてカブトムシが飛んでくる。犬の散歩へ出れば見渡す限りの田んぼと芝生。そして夜は静かに虫の音が響く…

三井理峯の政見放送

参院選を前に調べものをしていたら、奇妙な動画がヒットした。三井理峯という女性の政見放送だ。Youtubeで検索するといくつか動画が出てくるので、怖いもの見たさで見てみるのもいいかも知れない。資料を見たままモゴモゴとした発声で訥々と訴える姿には、何…

百人町というカオス

エスニック料理好きの知り合いKさんに連れられて、久しぶりに新大久保へ出かけた。新大久保駅周辺はアジア系を中心に外国人が多いことで有名だが、その中心街である百人町はカオスだ。韓国、中国、ネパール、タイ、アラブ、南米など、あらゆる国、地域からの…

図書を殺菌してどうする?

最近、図書館で書籍を殺菌するサービスがあるらしい。図書殺菌ボックスなんてのを設けている図書館もあるようだ。はっきり言って馬鹿馬鹿しい。汚物にまみれたような本はもちろん別として、図書館の本は、他人と共有する前提で貸し出されているわけであって…

ジャムトーストにメロン

名古屋の喫茶店は面白い。日曜日、熱田神宮への参拝を終えた後に、とある小さな喫茶店に入った。ジャムトーストとアイスコーヒーを注文し、しばらくして出てきたものを見て驚いた。分厚いトースト二切れに、カットメロンまで付いてきたのだ。東京の喫茶店に…

名古屋への鈍行旅行

転勤で名古屋暮らしをしている友達に会いに行くついでに、明日から名古屋へ旅行する。品川から鈍行でゆるゆると。名古屋は通過したことは何度もあり、駅前で一泊したこともあるけれど、まともに観光したことは全然ない街だ。その分、楽しみでもある。ユニー…

新聞を読まない人

佐藤優氏の「知の教室」を読んだら、こんな刺激的な記述があった。「これからの時代、中産階級は二分化されて、上層は富裕層に近づき、下層はプロレタリアートに近づくと思います。その分水嶺が『新聞を読んでいるかどうか』になってくるでしょう」。ドキッ…

都知事選がやってくる

都知事選が7月31日に行われる。猪瀬氏、舛添氏ともにお金の問題で失脚してしまったから、次こそはそこら辺がなるべくクリーンな、長く務められる人を選ばないといけない。両氏に一票を投じてきた都民の一人としての自戒も込めてそう思う。舛添さん批判は世間…

ポテトチップスとイノベーション

最近、コンビニに入るとちょっと感動してしまう。ポテトチップスの新味が次から次へと出ているからだ。よく行く近所のローソンで今日あらためて確認してみたが、極旨担々味、瀬戸内レモン味、トースト味、牛乳味、グリルチキン&サルサ味、サワークリーム&…

宇野功芳氏を悼む

音楽評論家・指揮者の宇野功芳氏が亡くなったというニュースを聞いてびっくりした。6月10日に老衰で亡くなられたらしい。享年86。僕は中学生のときにクラシックを聴き始め、宇野さんが書かれた「名演奏のクラシック」からは強烈な影響を受けた。曰く「切れば…

先を見通すことは・・・難しい

YouTubeで麻生・現財務大臣が首相だったときの所信表明演説を見ていて、なんだか感慨深かった。あれからもう8年が経過したのだ。リーマンショック、自民党の下野と民主党政権の誕生、東日本大震災、超円高、安倍さんの再登板、アベノミクス、株価回復、東京…

「南無阿弥陀佛」と称えること

先月末に旅した富山で驚かされたのは、お寺や墓地にある墓石のほとんどすべてに「南無阿弥陀佛」と刻印されていたことだ。「倶会一処」と刻まれた墓石もいくつか目にした。北陸三県は真宗王国だと聞かされていたが、実際に目の当たりにして、なんだか感嘆し…

何に突き動かされるか

平穏無事な毎日が続いている。もちろん僕の毎日が。平穏無事というよりむしろ平凡無事と言った方が適当かも知れないが、無事に生きていられることをありがたいと思う一方、自分は何に突き動かされて生きているのだろう?とふと考えたりもしている。生きる目…

村上春樹とクラシック音楽

村上春樹さんの著作、「意味がなければスイングはない」と「小澤征爾さんと、音楽について話をする」を立て続けに読んだ。村上さんがクラシック音楽に造詣が深いらしいことはなんとなく知ってはいたが、この二冊を読んでみて、感服させられた。まず驚かされ…

富山旅行を終えて(富山賛歌)

5月28、29日の土日に友人と富山へ旅してきたが、一言で言って富山は素晴らしかった。まず良かった点は、空気が澄んでいて美味しいこと。なぜ空気が旨いかについては友人とも推測し合って、山があること、東京のように人が多くないこと等々を理由として考え出…

富山よいとこ

大学時代の友人と今朝から富山県へ旅行に来ている。富山に来たのはこれが初めてだ。北陸新幹線に乗って東京駅から3時間弱で富山まで来れてしまうことに驚かされる。地元名物、白えびの丼で昼食を済ませてから、ポートラムというお洒落な路面電車に乗車してま…

ちょっとした瞑想のコツ

瞑想を始めてから早くも二週間以上が経過した。しっかり瞑想すると半覚醒・半睡眠状態になるので、脳がクールダウンして寝付きがとても良くなる。加えて、集中力が高まる結果、仕事の効率や読書のスピードが上がってくる。もちろん瞑想中、雑念を完全に消し…

風邪に銭湯

今朝起きたら、喉がヒリヒリし鼻もグズグズする。久しぶりに風邪をひいたようだ。日中暑かったのでTシャツ一枚で出かけてしまい、夜になって冷えたのがこたえたらしい。風邪薬を飲むのは好きではないので、銭湯で汗を大量にかくことにした。風邪のひき始めに…

筋トレはアディクトする

5年ほど前からスポーツジム通いを続けている。その間あちこちと転居してきたけれど、ジョイフィット、メガロス、オアシスと、家の近くにジムを見つけてはフルタイム会員になり、土日のどちらかには必ず、平日も時間がある日には行くようにしている。メニュー…

公園を使い倒す

私が住む町の隣町に松の木が生えた公園があることを最近になって知り、昨日知り合いと出かけてみた。すぐ近くを多摩川が流れる住宅街の奥へ奥へと入っていくと公園へつながる階段が現れた。それを上がっていくと、右手になんと小さな滝がある。右へカーブす…

良いかもしれない、瞑想

5日ほど前から瞑想を始めた。瞑想の方法にも色々とあるし思想的なバックボーンにも種々あると思う。でも、難しいことはいっさい抜きにして、静かな環境で眼を閉じて座り何も考えないようにする、これを毎晩寝る前に15~20分ほどやっている。私は恥ずかしなが…

ブログ開始から満一か月

突然思いついたようにブログを書き始めてから昨日で満一か月となった。その間、はてなスターというマークを付けてくれた方が何人かいらっしゃった。こんな拙い&無内容(笑)なブログを読んでくださっている方がいるのは感慨無量です。ありがとうございます。…

パナマ文書

5月10日深夜3時にパナマ文書の一部が公開されるそうで、個人的に注目している。公開予定リストにはセコム創業者の飯田亮氏や楽天の三木谷浩史氏、UCCの上島豪太氏の名前があることが判明しているそうだが、上場企業も有名どころがかなり載っているのではと思…

雑念と集中力

長時間の読書は集中力を養うのにとても良い。でも心が乱れているときの読書は、数頁読み進んでは休み、また進んでは本を置くといった感じになり、非効率なことおびただしい。つまり集中力をもっと鍛える必要がありそうなのだ。好きなことに集中することは誰…

グローバルなんて当たり前な世界

英語が社内公用語になったり、海外大学を出た学生が大量採用されたり、外国人が上司になったり、日本のサラリーマンの世界でもいわゆるグローバル化が少しずつ進行している。私は必ずしも賛成できないけれど、こういう流れはきっと止められないんだろう。グ…

身近な引き寄せ体験

会社からの帰り道、会社の知人の女性を見かけたので挨拶をした。と思ったらまったくの別人だった。相手は少し怪訝な顔をしていたけれど、挨拶は返してくれたのでとりあえず一安心。やってしまったと思いながら地下鉄への階段を下りていくと、今度は会社の先…

不完全ゆえの美

左右学という学問があるらしい。某週刊誌の巻頭特集で紹介されていて初めて知った。それによると、左右対称(シントリー)が美しいとされる西洋の文化圏では庭園や宮殿などはシンメトリーを基本に構築されるが、東洋では庭や伽藍など左右非対称(アシンメトリー…

アルプス交響曲

最近、リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲をよく聴いている。クラシックを聴き始めたころ、ツァラトゥストラはかく語りきやドン・ファン、ばらの騎士(抜粋)などを聴いてピンとこず、R・シュトラウスからは遠ざかっていたけれど、ルドルフ・ケンペとド…

精神は顔に表れる

宇野功芳さんの「モーツァルトとブルックナー」にこんな一節がある。「あの顔と身体がどう見ても大芸術家のイメージから遠いではないか。人間の容姿はその人の内面の現れだ、というのがかねがねぼくの持論であるから、最初の印象からして好感が持てないのだ…