名古屋の喫茶店は面白い。
日曜日、熱田神宮への参拝を終えた後に、とある小さな喫茶店に入った。ジャムトーストとアイスコーヒーを注文し、しばらくして出てきたものを見て驚いた。分厚いトースト二切れに、カットメロンまで付いてきたのだ。東京の喫茶店に慣れきってしまっている僕は、薄いトースト一切れが出てくるだけだろうと思い込んでいた。まだお昼前だったので、軽く口に入れるにとどめようと考えていたのだけれど、二切れのトーストとメロンにお腹がいっぱいになってしまった。嬉しい悲鳴ではあったけれど。
初日に友達と入ったカフェでも、こんもりと盛り上がったキャベツの千切りの上に厚切りトマトとキュウリを乗せたサラダが出てきたのに少しびっくりした。他の店でも、コーヒーのお茶うけとしてあられが出てきたりして、これは噂には聞いていたことだったけれど、実際に体験してみると新鮮だった。
名古屋の喫茶店を色々体験してみると、東京の喫茶店やカフェがいかにもけち臭く、スノッブに感じられてしまう。名古屋の喫茶店文化を味わい尽くそうと意気込んでいたものの、二日間で行けたのは5店。まだまだ面白い出会いがありそうで、名古屋へは年内にまた行きたい。