Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

人生は短く、一日は長い

明けましておめでとうごさいます。

年末年始に神戸と京都へ出かけました。神戸は小さいながらも雰囲気の良い街で、京都からも後ろ髪引かれる思いで帰ってきました。

楽しい時間は過ぎるのが速く、あっという間に仕事始めとなりましたが、なんだかまだ正月気分が抜け切りません。三連休最終日の今日もまだ正月休暇の延長のような気持ちでだらだらと過ごしています。

僕が敬愛する作家・五木寛之さんのかつてのラジオ番組「五木寛之の夜」では、冒頭に「人生は短く、夜もまた短い。今日できることは明日に延ばして、せめてこの深夜のひとときを」というユーモアある語りが流れていました。

五木寛之さんは今年の九月に満九十歳を迎えられます。たぶん五木さんにとっても、九十年間は、よくある表現かも知れませんが「長いようであっという間」なのだろうと思います。いろいろなことがあればあるほど、経過が豊かであるほど、時間は短く感じるものかも知れません。

一方で、誰にでも等しく与えられている一日という一単位の時間の流れ方は、過ごし方次第で長くなるものです。恥ずかしながら僕はそれを今日実感しました。以下に順を追って書きます。つまりこういうことです。

まず、普段の休日よりも数時間早く起きました。当たり前の話ですが、スタートが早まればいろんなことをこなせます。余裕が生まれます。

また、インターネットに触れる時間を極力減らしました。これも大きいです。パソコン、スマホを見ないだけで、時間はいくらでも生まれます。僕は学生時代にテレビを見るのをやめたので関係ありませんが、テレビが好きな人は、見るのをやめれば自分の持ち時間の長さに驚くことでしょう。スマホやテレビは僕たちの人生を少しずつ盗んでいきます。

最後に、そしていちばん大事なことは、やるべきことや、やろうと思うことを細かく紙に書いておき、一つ一つ確実に果たしていくことです。僕は根本がだらしない人間なので、どんな小さな予定や用事でも逐一紙に書いて、できたら線を引いて消すようにしています。いちいち紙に書いて目で確認することで安心できます。

やろうと思ったことが全部できた後に、もしかすると、まだ時間が残っていることに気づくかも知れません。そしたら、ビールで乾杯しましょう。

一日24時間は実はけっこう長いです。元日から今日で10日が経ちましたが、まだ今月はあと21日あります。そんな構え方で今年一年を生きたいと思っています。

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正月二日の鴨川

またお会いしましょう。