初めて高野山東京別院を訪れた。
高輪の見通しのよい道路沿いに、立派な山門がある。すぐお隣は高輪教会、向かって左には高輪警察署と消防署があるという不思議なロケーション。少し歩けば明治学院や八芳園などもあり、なかなか良い雰囲気の一帯と思う。
山門をくぐると、般若心経のマニ車があり、参道に沿って八十八ヵ所霊場を表した石仏様がつづいている。後藤田家(後藤田正晴元官房長官の一族)が寄進した大きな供養碑もあった。参道の左脇には庭園も。
コロナ対策のためか本堂には上がれなかったが、正面奥に弘法大師の御像が祀られているのが見える。無心に合掌。手に数珠を握ったおばあさんが一人、読経しながら熱心に拝んでいた。
本堂から少し離れた場所にある不動堂では、500円をおさめると経木塔婆での供養か護摩札での祈願ができる。おさめた翌日に供養していただけるようだ。実家の先祖代々各霊位の供養を経木塔婆で申し込んで掌を合わせた。
いつかは高野山の総本山へ行きたい。南無大師遍照金剛。
別院向かいの植え込みで咲いていた紫陽花