Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

濁音が入る名前の吉凶

僕は占いが好きで、特に姓名判断に関しては昔から色々と調べたり、実際に知人や知人でない人などもさまざま占ってみたりしていて、素人の域は出ないもののある程度の判断はできる。

しかし、画数ごとに固定的な吉凶でもって判断していく日本式の姓名判断というのは、基本的に漢字文化圏がカバー範囲だからグローバルに通用するかと言えばかなり怪しいし(アルファベットから画数をとって占うことも可能は可能)、旧字体新字体のどちらを観るかにも諸説あるし、1字姓や1字名を占うときに仮に足す数(霊数という)を判断に加えるか否かも占者によってまちまちで、頼りない面がある。

他に、画数を易卦に置き換えて占う方法や誕生日と組み合わせて吉凶を判断する方法などもあって百花繚乱の感があるが、それもこれも、姓名判断そのものにビシッとした根拠がそもそも無く隙だらけだからだと思う。

総画数28画は多くの流派で「大凶」とされているけれど、例えば、ソフトバンクグループの創業者・孫正義さんは10+5+13=28画で、彼の起業家そして経営者としての大成功と大凶28画の暗示とをどう整合して解釈すればいいかと言えば、結局のところ「姓名判断なんてそんなもんだ」ということになる。

他にも、松下幸之助は総画数30画(8+3+8+4+7=30画)で、30画の「浮沈変転。一か八かで明日をも知れぬ運命」というよくある解釈がやはり当たっていない。一方で、三才(天画と人画と地画の五行配置)が良い場合は凶が吉に変わるという人もいて、松下幸之助がそれに該当するわけだが、そんなの言ったもん勝ちで、都合が良すぎる気がしないでもない。それでも悪い例が見つかれば見つかったで、「やはり画数の凶暗示は免れなかった」と言いくるめられるだろう。

そんな姓名判断のテクニックの一つに、濁音が入る名前(ファーストネームの方)をつけてはいけない、というのがあるそうだ。僕の名前には濁音がある。サ行の濁音だ。濁音が名前に入るとどう良くないかといえば、「人生が濁る」「節目節目でスムーズにいかない」そうだ。その割には僕の人生はわりとスムーズにいっていると個人的には感じているが、この「濁音の名前が良くない」説に対してはいくらでも反論できるので、今日はそれを思いつくまま以下に書き連ねてみたい。いくらでも反証は挙げられる。

以下、年代や年齢・性別など順不同だけど、みんな各分野における大成者と言っていいんじゃないでしょうか。「名前に濁音が入ると凶」という珍説はこれにて完全否定できます。

安倍晋三
柳井正
織田信長
豊臣秀吉
吉行和子
・はじめしゃちょー
小泉純一郎
小泉進次郎
吉岡秀隆
吉田茂
北島三郎
泉谷しげる
滝沢秀明
大江健三郎
小澤征爾
森田一義
杉村太蔵
瀬戸内寂聴
山田洋次
矢口史靖
美空ひばり
うつみ宮土理
藤村俊二
・バラク オバマ
・ビル クリントン
・ドナルド トランプ
・ジョー バイデン
・ジョディー フォスター
・ロバート デニー
・ダスティン ホフマン
・アンゲラ メルケル
・ボリス ジョンソン
・レディー ガガ
・アデル
・ビリー アイリッシュ
・オードリー ヘプバーン