Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

長寿の技法

私は95歳まで生きたいと考えている。というよりも、何も根拠はないけれど95歳くらいまでは充分に生きられるような気が勝手にしている。行きつけの喫茶店で知り合いになった元・フランス映画の字幕翻訳家の方がいるが、その方は御年98歳。珈琲が好きで、その店までよく豆を買いに来られ、私も一緒に珈琲を飲みながら話を聞かせていただくことがある。その方に長生きの秘訣をうかがったところ、食が細いことを挙げておられた。また、欲張らないことも大事だとのこと。そして毎日二回の散歩も欠かさないとおっしゃっていた。ここら辺に長生きのヒントが明らかだと思う。少食と適度な運動だ。珈琲についても最近、あらためて体に良い飲み物であることが疫学調査で次々に証明されてきているから、この方はとても理想的な生活をされていると思う。生活もさることながら、感心させられるのは心の持ち方だ。話をされるとき、「今日はラッキーだ」とか「本当に感謝している」といったことをよくおっしゃられるのだ。感謝の心を自然に出される姿は素晴らしいと感じる。多幸体質とでも言うのだろうか、些細なことにでも常に感謝できるのは心身に大きなメリットをもたらすはずだ。愚痴を言いながら大酒を飲み、突き出た腹をもてあましてゴロゴロしているのは、ほとんど自殺行為に等しい。