Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

今年の筒粥神事

東日本大震災を″予言していた″とされる、諏訪大社・下社春宮の筒粥神事の存在を知ってから、毎年1月半ばに各紙が報じるその結果にここ数年注目している。

今年、諏訪大社で筒粥神事の卦はこう出た。「神託(五分満点)の「世の中」は去年と同じ「三分五厘」。諏訪大社は『例年になくかゆの入りにばらつきが多く去年より少し落ちる。要注意の年ではないか』とした」(1月16日付、毎日新聞)。「三分五厘」というのは東日本大震災があった2011年と同じ卦らしく、ちょっと不吉である。

しかし、同じ筒粥神事でも、神奈川県伊勢原市にある大山阿夫利神社では「今年は秋から冬にかけて順調に進み、平穏で大きな変化はないのでは。しかしながら季節の変わり目には注意が必要」(1月11日付、タウンニュース)との宮司の見立てだった。

また、長野県の箕輪南宮神社では「今年の世相は「七分一厘」と、昨年に比べ二厘上回った」とし、「宮司は『昨年がいまひとつよろしくなかった分、今年は少し盛り返した。新しい元号にもなる年でもあり、良さが期待できそう』と結果について見立てた」(1月13日付、長野日報)という。

神託を求める神様が神社によって違うからこんな風に結果もバラけるのかも知れないが、もう一つ、神社ごとに守り鎮める地域が異なるから占談も違うのかもと、素人ながら考えた。ちなみに、大山阿夫利神社は「関東総鎮護」である。

せっかくなので、どの神社の筒粥神事が今年の世相を当てたか年末に検証してみるつもりでいる。

いずれにせよ、今年は5月1日に改元、皇太子殿下が天皇に即位されるたいへんにめでたい年で、日本が新しい時代へと踏み出す記念すべき年である。今年が良い年になるよう、そして新たな御代が素晴らしい時代となるように、僕も微力ながら祈るつもりだ。