Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

富山旅行を終えて(富山賛歌)

5月28、29日の土日に友人と富山へ旅してきたが、一言で言って富山は素晴らしかった。まず良かった点は、空気が澄んでいて美味しいこと。なぜ空気が旨いかについては友人とも推測し合って、山があること、東京のように人が多くないこと等々を理由として考え出したのだが、正確なところは分からない。でも、とにかく空気が美味しかった。そして、水も美味しかった。富山駅構内に無料の給水所があり、天然水をいくらでも飲むことができるのだが、これが旨いのだ。天然水をぐびぐび飲んでいると、地元の方と思われる年配のおじさんに突然、「おいしいでしょ!」と満面の笑みで声をかけられたりした。声をかけられたといえば、ホタルイカを食べようと入った老舗風の居酒屋でも、地元のおじさん達と思われるグループから話しかけられた。そう、富山の人たちは人懐っこいところがあるようなのだ。岩瀬でレンタサイクルを借りたときも、カナル会館の係の人が親切かつ人懐こい顔をされていたのを思い出す。また、街について言うと、富山は道幅が広い。もしかしたら狭いところもあるのかも知れないが、富山駅周辺、富山湾沿い、岩瀬と、僕たちが廻ったところの道はどこも広々としていた。その広々とした道を路面電車が行き交う。東京の都電のようなレトロな車体の電車、そしてポートラムセントラムといったスタイリッシュな電車も、街の風景によく調和して目に優しい。富山駅周辺は景観が整っていることに感心させられた。富山県民の美的センスが総じて良いのか、街づくり専任のデザイナーがいるのかは知らないけれど、建物の形状、配置、街を歩く人と建物との距離感、その色合いなどなど、よく考えられている気がした。これはポートラムの乗り場から環水公園までの道を歩いてみれば合点がいくと思う。また、富山駅の駅舎自体も美しい。ということで、富山を絶賛してきたけれど、近いうちにまた行きたいなぁと考えている。金沢は一度行ってみて正直いまいちな印象だったので、北陸については富山を深堀りしたいと思っている。