Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

雑念と集中力

長時間の読書は集中力を養うのにとても良い。でも心が乱れているときの読書は、数頁読み進んでは休み、また進んでは本を置くといった感じになり、非効率なことおびただしい。つまり集中力をもっと鍛える必要がありそうなのだ。好きなことに集中することは誰にでも自然にできる。スポーツでも料理でも音楽でも、好きなことに心が入りきっているときは周りの事物があたかもかき消えたようになるが、たいして好きでもない対象にも同じように集中することができたら、素晴らしいことだ。雑念を消すためには、禅を組むとか、瞑想するとか、心の中である言葉を繰り返すとか、色々な方法がある。いつでもどこでも瞬時にして対象に入り込めるよう心をコントロールできれば、人生が根本から変わりそうだ。このブログで何度も言及している指揮者のヘルベルト・フォン・カラヤンはこう言っている。「天才だと人に言われる。そうかもしれないが、自分ではわからない。夢中になって没頭するので、ほかのことは頭になくなるのだ。わたしには、やりたいことに集中して、ほかのことをいっさい閉め出す能力があるのだ」(¨カラヤン 帝王の光と影¨より)。