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Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

ムーティが振るベートーヴェン

ベートーヴェン交響曲全集は、ムーティ/フィラデルフィア管、ノリントン/ロンドンクラシカルプレイヤーズ、メンゲルベルク/コンセルトヘボウ管の三つだけ所有している。メンゲルベルクは古風でユニークだけれど何度も聴くのは少ししんどい。ノリントンのピリオド奏法による演奏は生理的に無理。対してムーティの演奏は、フィラデルフィア管弦楽団の明るいトーンの響きも相まって美しく躍動感に満ちていて、好きだ。EMIのディスクなので録音が不鮮明な点は悔やまれるけれど。特に4番はよく歌いテンポもきびきびしていて、楽しい。2番もいい。ムーティは、長髪で肩で風切っているような見た目が嫌いでずっと聴かずにいたが、ベートーヴェン交響曲全集の素晴らしさで認識を新たにさせられた。Youtubeで聴いたウィーンフィルとのモーツァルトの40番も丁寧な音楽の流れが素晴らしかった。比較のために聴いたカラヤンが素っ気なく響いてこれまたびっくりした。ベートーヴェンは重厚かつ深遠でなきゃ駄目だ!という人はフルトヴェングラー朝比奈隆でも聴いていればいいと思う。宇野功芳さんはじめ、分かったような分からないような精神主義とやらをベートーヴェン解釈に求める人たちからは甚だ評判の悪い、ドホナーニ/クリーヴランド管によるベートーヴェン交響曲全集を次は聴いてみたいと思っているのだけれど、中古ショップを探してもなかなかお目にかかれないんだよなぁ。