Dear-Abbadoのブログ

折々の雑感を綴っていきます。

五木寛之さん

NHKラジオ深夜便で久しぶりに五木寛之さんの声を聞いた。御年83にして矍鑠たる話ぶり。昔よく聞いていたTBSラジオの「五木寛之の夜」のころから、話の巧みさや声の豊かさはほとんど変わっていないように思う。深夜便ではタイトルに色の名前が入っている昭和の歌謡曲を一つずつ取り上げて、コメントをしていたのだが、相変わらず博識だし、何よりラジオに出演するのが根っから好きだという雰囲気が伝わってきてこちらも楽しくなる。九州なまりも嬉しい。 私は中学生の頃からの五木寛之ファンで、小説やエッセイとりまぜて50冊以上の作品を愛読してきた。横浜の白楽にある五木さんの自宅マンションを見に行ったことがあるし、かつて住まわれていた京都の聖護院にあるマンションも見物しに行った。そして、京都を舞台にした「燃える秋」という小説を携え、作品世界と重ね合わせながら京都の街をぶらぶらしたりもした。抽選で当たった「流されゆく日々」の直筆原稿まで持っている。なんだか追っかけみたいだ。これからもどんどんラジオに出て声を聞かせてほしい。